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チズガメ属 Graptemys の飼育 ダレル セネーク  

(Translated by Yasunori Tanaka)

This care sheet in English

  Graptemys  (Map Turtle) Care - Darrell Senneke  

Género: Graptemys  (Tortugas Mapa) - Darrell Senneke

Genus: Graptemys  (Map Turtle) Care - Darrell Senneke

Graptemys Gallery

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Graptemys barbouri  (バーバーチズガメ) Graptemys caglei (ケイグルチズガメ)
Graptemys ernsti (アーンストチズガメ) Graptemys flavimaculata (キマダラチズガメ)
Graptemys geographica (ヒラチズガメ) Graptemys gibbonsi (ギボンズチズガメ)
Graptemys kohnii (ミシシッピチズガメ) Graptemys nigrinoda (クロコブチズガメ)
Graptemys oculifera (ワモンチズガメ) Graptemys ouachitensis (フトマユチズガメ)
Graptemys pseudogeographica (ニセチズガメ) Graptemys pulchra (アラバマチズガメ)

Graptemys versa (テキサスチズガメ)


 このケアーシートは、チズガメ類の一般的な飼育方法です。最良の飼育方法を確立する為には、更なる研究が不可欠です。  

 

含んでいる種の多さという点から言って、最も大きな属の一つは、Graptemys属、つまりチズガメ類です。ロッキー山脈東部の各流域と北米のメキシコ北部が、チズガメ(という1種類のカメ)の生息地だ、と好んで言うナチュラリストもいます。そうすると、そのチズガメ属に、多くの種と、相当な多様性があるとするのが正しい、というと、いくぶん大げさなものになるかもしれません。チズガメ類は、ほとんどどのカメよりも肉食傾向が強く、自然界では、食べている餌のかなりが、カタツムリや甲殻類、そして軟体動物です。チズガメ類は、オスとメスとで形態が異なり、オスはメスよりもかなり小さいです。典型的なオスの成体のサイズは12cmであるのに対し、メスは30cmに達します。 

 

ずっと以前、アメリカ合衆国の安物の日用雑貨店では、チズガメ類はアカミミガメとしばしば混同されることがありました。不幸なことに、これらのカメ(その大半がヒラチズガメだった)は普通、アカミミガメと同じ運命を共にしていたのです。つまり、不適切な飼い方により、早い死をもたらしたのです。

 

こんにちの知識や技術で、チズガメを飼おうとする人が、基本的に必要なものを準備しようという意欲がある限りでは、簡単に飼えるようになりました。ブリーダーがこれらの種のカメを繁殖させるのに成功しているおかげで、現在、人工的な環境で生まれた個体群として、これらの種のチズガメを購入することができます。これらチズガメ類の種の多くが自然界では絶滅の危機にあります。その為、自然界にいるそれら野生チズガメを採ってこないようにしましょう。

 

チズガメの屋内での飼育 屋内でチズガメ類を飼うのに、もっとも便利なのは、水槽を使う方法です。生まれたての子ガメには、7.515cm の深さの水場を用意し、水槽の片方に、甲羅干しができるように、岩を組み立てることをお勧めします。子ガメの為の適当な水槽の大きさは、20ガロン水槽(75cm × 30cm)です。その子ガメが、その環境で成長するにつれ、更に大きい水槽が必要になってきます。全てのチズガメ類は水中で泳ぐのがとてもうまく、水深が深いからといって、チズガメたちが成育するのに危機的な要因にはなりません。チズガメ類が10cmから成体、つまり20cmの間の大きさになるまでは、25cm75cmの水深がちょうどいいでしょう。 

 

水質は非常に重要です。少しの時間とお金で、環境を整え、適当な濾過器を買えば、水棲ガメについてまわる多くの問題が防げるのです。私たちはチズガメの成体には、簡単に掃除ができる上、最高の水質が得られる、円筒型の外部設置式の濾過器をお勧めします。子ガメには水深の関係上、良い濾過器を取り付けるのが難しくなりますが、こういった場合は潜水式のフィルターか、パワーフィルターを用いて、必ず水を頻繁に替えて下さい。 

 

金物屋にあるような、反射板のついた、クリップつきのランプを水槽の一角に設置して、人工的な甲羅干しの施設を作ってやりましょう。これは飼育環境の中にある、甲羅干しの為のバスキングスポットが、摂氏32度ほどになるようセットしましょう。水槽には他に、UVB(中波長紫外線)をカメに与える為に、フルスペクトルの蛍光灯を設置する必要があります。UVBは、ビタミンD3(カルシウムの代謝に必要)の生合成の為に、なくてはなりません。できるなら、この蛍光灯の代わりに水銀ランプを用いてもいいでしょう。それで甲羅干しと紫外線のどちらの要求にも適います。実際の水草、または人工水草を植えておくと、カメにとって安全感が増し、隠れるスペースもできるので、お勧めです。

 

屋外での飼育 外敵が入り込まないようにした屋外での飼育は、屋内での飼育に比べて、様々な利点があり、暖かい時期は屋外での飼育を、一つの方法として考えてみられてはいかがでしょう。子供用のプールを安全な飼育場所の地面に埋め込んだものが実用的です。屋外での大きめの水場に、高品質な濾過器を用いると、皆様の屋外のチズガメの住まいに壮観な眺めを演出します。

 

皆様のチズガメたちには、餌を与えすぎないように注意して下さい。私は、成体であれば週にたったの2回か3回、急速に成長する子ガメには、毎日か隔日の餌やりをお勧めします。チズガメ類は肉食傾向が強いので、ザリガニ、カタツムリ、昆虫、イモムシで、彼らの餌の大部分を占めます。いくらかの植物質の餌として、成体よりアオウキクサや水草類を多く食べる幼体には、それらを与えます。こんにち、商業的にカメの餌として市場で売られているものは、チズガメのフードとしても、とても優れています。

 

追加的にカルシウムの栄養補助をすることは欠かせません。カルシウムの粉末を全ての餌に振りかけてもいいでしょう。もしカメを屋内で飼育しているのであれば、カルシウムと共に、ビタミンD3のサプリメントを、屋外飼育の場合はビタミンD3なしでカルシウムだけのサプリメントを与えることを提案いたします。イカの骨は、かじりたがるのであれば、与えることをお勧めします。

 

これらチズガメの種の中には、自然下では冬眠するものもあります。冬眠する種であれば、安全に冬眠させる方法をよく調べた上で、その設備を整えましょう。

 

様々なカメの飼育の研究が、まだまだ進行中であるということは、注意しておかなければならないことです。新しい情報が手に入れば、我々はその情報を、World Chelonian Trust(ワールド・ケロニアン・トラストwww.chelonia.org )で公開していきます。カメをまじめに飼育している人は、同じ種類のカメを飼育している他の人からの援助を受けられることが、役立つものであることに気づかれています。飼育については、我々のメールコミュニティー(英語)で討論できます。そしてそれに参加するには上記アドレスからアクセスして下さい。どうか我々と連絡を取り、World Chelonian Trustのメンバーになられて多くの益を得て下さい。


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