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ロシアントータス(ホルスフィールドリクガメ) - Testudo (Agrionemys) horsfieldii – ダレル セネーク、 クリス タバカ DVM
Special thanks to Hidde Shimoyoshi for translation help
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関連文献: ホルスフィールドリクガメ、 雄雌の見分け方 – クリス タバカ DVM
- Russian Tortoises
- Testudo (Agrionemys)
horsfieldii - Darrell
Senneke and Chris Tabaka DVM
러시아거북(호스필드) - Testudo (Agrionemys)
horsfieldii - Darrell Senneke and Chris Tabaka DVM
このケアーシートはホルスフィールドリクガメの一般的な飼育方法です。ベストな飼育方法を確立するためには更なるリサーチが必要である事を前提として下さい.
ロシアントータス、または日本一般的な呼び名のホルスフィールドリクガメは中国西部から、ウズベキスタン、カザフスタンまで、乾燥地帯に広範囲にわたり生息しています. ホルスフィールドリクガメは少なくともT. horsfieldi kazachtanica, T. horsfieldi rustmovi、T. horsfieldi horsfieldi の3亜種が確認されています. 現在、その飼育方法はどの亜種でも同じであるとされていますが、一方では生息地の微妙なちがいを考慮に入れた飼育、繁殖に関するレポートも報告されています.ホルスフィールドリクガメの成体の大きさは10cmから20cmまでかなりの(訳者注:おそらく亜種による)バエーションが有ります.その色合いも明るい黄色身がかった色から、ほとんど黒色までいろいろ見つかっていますが、ほとんどはオリーブ色から茶色の固体が多いようです.
室内での飼い方:
最も一般的なのはいわゆる「タートルテーブル」型の飼育環境です(訳者注:ディビッド カークパトリックというカメの研究者が考案した飼育用ケージ、(How to Build an Indoor Land Turtle Table by David T. Kirkpatrick Ph.D )。 「タートルテーブル」は後ろ向きに倒した本だなのようなもので、こガメには縦60cm x 横90cm が適当な大きさです. もちろんカメが大きくなるにしたがってさらに大きな物が必要となり、成体には少なくとも120cmx 60cmほどの環境は必要となります. 「タートルテーブル」の底部にはエサの残りや水を排出できるような穴をあけると良いでしょう. また産卵用の砂箱もここに取り付けることになります.気をつけなくてはならないのはホルスフィールドリクガメはかなり攻撃性のあるカメです.もし2匹以上の雄や2ペア以上を飼うのであれば、ついたてと大きな環境を用意しないと、雄同志傷つけ合ったり、または雌がけがをさせられることもあります。
水飲み用の皿はカメがいつでも好きな時に水に入れるように大きな物を用意します.これはおぼれないように浅いものでなくてはなりません.野生ではこのカメはほとんど水に入ることは無いようですが、飼育下ではその生息環境を完全には再現できない以上、脱水を防ぐためにいつでも水にアクセスできるようにする必要があります.飼育環境の床材は乾燥した土と砂を混ぜたものが良いでしょう.
バスキング用には100Wのスポットライトが適しています.これは、日中の30’c前後の環境を再現します.またUVB(290nmから320nm波長)の紫外線ランプも必要です.UVB光線は体内でのビタミンD3の生成に欠かせることが出来ません。出来るならば水銀ランプ系のものが、バスキング、紫外線両方の条件を満たすのでお勧めします. ランプから離して、隠れられるように、また体温を下げられるように、箱を置くと良いでしょう.ホルスフィールドリクガメはかなり低温に耐えられますが、低温で湿った環境では病気になりがちです。常に低湿度を保つようにしてください。
屋外飼育:
外敵さえ防げれば、屋外飼育は室内飼育にくらべて多くのメリットがあり、暖かい時期には是非そとで飼う事をお薦めします.ホルスフィールドリクガメは穴掘りがうまいので、飼育環境の側壁は地中まで深くなくてはなりません.多雨の地域では、ドレインなどを設備して雨が降っても水浸しにならないようにする必要もあります.
エサ:
エサは繊維質で低たんぱく質、高カルシウムのものが消化も良く、適当な成長速度を保証します.キャットフードやドッグフードを与えると腎臓病や膀胱石がたまり、死んでしまいます.スーパーマーケットの野菜は残留農薬が多く、またフルーツは糖分が多く避けるべきです. フルーツはごくわずかか、又は全く与えるべきではありません。 ホルスフィールドリクガメはフルーツをうまく消化出来なく、下痢なのを起こすこともあります.
お勧め:
葉っぱもの (タンポポ、クローバー、エンダイブなど)
しばふ
またカルシウムの補足は不可欠です.こな状のカルシウムをエサにふりかけると良いでしょう.室内飼育であればビタミンD3入りの、屋外飼育であればD3なしのカルシウムが良いでしょう.イカの骨などもかじる事ができ、またマルチビタミンの補足もお勧めします.
メディカル:
悲しい事に、ほとんどの固体は輸送中のストレスにより何らかの健康上の問題があります.少なくともほとんどの固体は線虫などの寄生虫を持っているでしょう. できればブリーディング幼体を購入すると良いでしょう.野生捕獲の個体を購入した場合はすぐに爬虫類に詳しい獣医に見せるべきです.
水棲ガメ、リクガメの飼育方法はまだ確立されたものではなく、その研究はいまでも続いています. 何か新しい情報が入り次第、ワールド セロニアン トラストの ホームページwww.chelonia.orgで公開して行きます.他のカメ飼育者同志の情報交換はきっと役に立つと思います。飼育方法なのについては私達のメールコミュニティーで討論できますので、ホームページより登録して下さい.メンバーの特典などのご質問があればおしらせください。
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